久しぶりに日本文学です。
つまりは既に亡くなった作家達の短篇なのです。
12篇、収められています。
サブタイトルがふさわしい
正に「忘れかけた名品」達が集まっています。
いや、私の世代では忘れかけた というよりは
見つけ出された という方が合っていますね。
差はありますがこの作品集の作家達は、
1900年代の半ば位には急逝されている方が多いです。
小山 清、牧野信一、岡本かの子・・・・・
いづれも名文家ながらも
誰もが知っているかというとそうでもないような印象です。
しかしこの作品集、とても良いですよ!!

読むと地味かもしれません。
現代小説にありがちな筋の面白さはそんなにありません。
ただ、現代には忘れられた
作家が文章の一字一句を考え抜いた時代の名残が
感じられます。
残酷さや非常さや平凡な情景さえ
胸にせまるような迫力を感じる文章が揃っています。
私がこの中で一番好きな作品は
「犬の生活」
です。
愛犬家ではなくても伝わってくる愛情。
それが愛しくて犬を飼いたくなりました

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まず私の中で筆頭の本をご紹介。
有名です。
私の高校の教科書にのっていたから、教科書等で読んでる人も多いと思います。
この本に出会った時の衝撃。
文章表現の鮮烈な記憶。
私にとっては精神の特効薬ともいえる一冊です。
それまでの本の粗筋の面白さばかりをを気にしていた読書生活から一気に文章表現の巧みさに目が覚めた思いでした。
この本に関していうと、粗筋はご存知の方が多いと思うし、短編でありますので詳しくこちらで書くのは辞めておきます。
ただ、まだご存知でいない方がいたとき、自分にどうにも「不吉な魂」を感じてしまった時、手にとる価値は十分にある本なのでぜひおすすめしたいのです。
正直にいうと他の梶井基次郎作品も同様に素晴らしいかというと私の中ではちょっと疑問です。
駄作というのではなく、あまりにも「檸檬」のみが素晴らしいのです。
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